中村獅童が毎日舞台に上がる中で支えになっている店があるという。それは、うなぎ料理とおばんざいの店「かぼちゃのたね」だという。この店は多くの歌舞伎俳優たちに愛されてきた店だ。昔は母が付き人として舞台公演に帯同してくれており、店主はその母の世話になっていたという。
中村獅童は次に東映京都撮影所を訪れた。中村獅童は映像の仕事で初めて主要キャスト演じることができたという。ただそこで大きな挫折を味わったという。当時は芝居も支度もすべて「見て、覚える」環境だったという。厳しかったけど「良い思い出」と中村獅童は語った。他にも撮影当時に宿泊していた常宿なども訪れた。そして30歳を過ぎて本格的に出させてもらうようになったと中村獅童は語った。
中村獅童は次に馴染みのお茶屋「しげ森」を訪れた。女将の谷口三知子さんは中村勘三郎と親交があり、歌舞伎俳優として人としての道を説いてくれたという。そして年に一度の慣例行事「顔見世興行」で主演できるようになったという。中村獅童は「諦めない気持ちは大事」と語った。