東京・中野区にある旧中野刑務所へ小学校を移転させることになり、670トンの正門を解体せずに移動させるプロジェクトが行われた。工事は一般公開され、多くの人が見学に訪れた。中野刑務所には共産主義などの運動を抑え込むため、思想家や作家などが数多く収監された。「蟹工船」で知られる小林多喜二、哲学者の三木清なども該当した。一方、レンガ造りの建築物として高い評価を獲得し、区の有形文化財にも指定。貴重な文化財を損壊しないよう、1日15m、一週間かけて移動させた。
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