- 出演者
- 二宮直輝 船木正人 一橋忠之 安藤結衣 黒田菜月
群馬県伊勢崎市では国内観測史上最高となる41.8℃を観測した。国内の過去最高気温はきのうまでは兵庫・丹波の41.2℃だったがきょうは関東の3か所でそれ以上の暑さになった。東京・八王子では初めて40℃を超えて40.3℃を観測した。宇都宮の動物園では熊が好物の「ハチミツ」を混ぜた氷を食べており、モルモットの下には保冷剤が敷かれていた。きょう関東では千葉と神奈川を除く1都4県の14の観測点で40℃以上を観測した。この暑さで消防局は熱中症が疑われるケースの救急車の出動要請が増えている。千葉市消防局の指令センターには”屋外で作業中に足をつった”や”高齢者が家で倒れている”といった通報が寄せられていた。きょう午後2時までの救急隊の出動件数は122件で先月以降最多ペースになっているという。あすも危険な暑さが続き、日中の最高気温は甲府で39℃などとなり熱中症警戒アラートも一部地域で発表されている。
オープニング映像が流れた。
船木正人気象予報士は6月から続く猛暑の要因に偏西風、海水温を挙げた。例年と比べて偏西風が北寄りで、南側に強い高気圧が位置している。また、日本近海の海水温が高い。沖縄近海の海水温はほぼ平年並みで、気温も平年並みだという。そして、今日は西風によるフェーン現象により、記録的な暑さとなった。
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- フェーン現象
立川市の農園を取材すると、連日の猛暑や水不足により、栽培している野菜の2~3割は廃棄せざるを得ないという。都内の青果店では規格外の野菜の取り扱いを増やしていて、価格は相場の半額から3分の1ほど。文山成晃店長は「物価高のなかで上手に活用してほしい」などとコメント。農林水産省は都道府県向けの対策会議を開き、農作物への被害を防ぐために生産者への指導を徹底するよう求めた。
民間の戦争被害者は、軍人や軍属とは異なり、国による補償の対象になっておらず、被害者たちが中心となって救済を求める活動を続けている。空襲被害者などをめぐっては、ことし6月に超党派の国会議員連盟が障害や傷あとが残る人などを対象に1人当たり50万円を支給することなどを盛り込んだ法案をとりまとめた。だが、通常国会への提出は見送られた。空襲被害者などでつくる「全国空襲被害者連絡協議会」は都内で集会を開き、戦後80年となることし中に救済法を実現するため、秋に召集される見通しの臨時国会で法案が成立するよう求めていくことを確認した。
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- 全国空襲被害者連絡協議会吉田由美子
関東地方の気象情報を伝えた。
夏の全国高校野球が5日に開幕し、開会式が暑さ対策の一環として史上初めて午後4時から行われた。茨城の明秀日立は3年ぶり2回目の出場、栃木の青藍泰斗は35年ぶり2回目の出場、健大高崎高校は2年連続5回目の出場、埼玉の叡明は春・夏通じて初出場。千葉の市船橋は3年ぶり7回目の出場、関東第一は2年連続10回目の出場、日大三は2年ぶり20回目の出場。神奈川の横浜は2回目の春・夏連覇を目指す。大会は3日間の休養日を含め、去年より1日長い18日間の日程で行われる。
東京・中野区にある旧中野刑務所へ小学校を移転させることになり、670トンの正門を解体せずに移動させるプロジェクトが行われた。工事は一般公開され、多くの人が見学に訪れた。中野刑務所には共産主義などの運動を抑え込むため、思想家や作家などが数多く収監された。「蟹工船」で知られる小林多喜二、哲学者の三木清なども該当した。一方、レンガ造りの建築物として高い評価を獲得し、区の有形文化財にも指定。貴重な文化財を損壊しないよう、1日15m、一週間かけて移動させた。
7月下旬、千葉・館山市の平砂浦海岸にマッコウクジラ4頭が打ち上げられているのが見つかった。日本鯨類研究所の調査員などが現地を訪れ、DNA鑑定のために皮膚や歯を採取した他、体長を測定したり、性別を確認していた。クジラの生態に詳しい東京海洋大学の加藤秀弘名誉教授は「遠浅の砂地でクジラの音波探知がよく効かず、海岸に乗り上げてしまったという座礁の典型例だったのではないか」と推測する。他にも地球の磁場も打ち上げられやすい条件として挙げられるという。
昭和20年8月5日の昼過ぎ、当時の国鉄・中央本線の下り列車が、現在の八王子市でアメリカ軍の戦闘機から機銃掃射を受け、60人以上が犠牲になったとみられている。現場近くの慰霊碑に遺族などが集まり、花を手向けて祈りを捧げていた。井澗裕子さん、松本三津子さんは事件で40歳だった父親をうしなった。犠牲者と確認されたのは今年に入って。犠牲者の調査などを行う団体によると、亡くなった人のうち10人余が今も身元が分かっていないという。
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- 八王子市(東京)
昭和20年8月5日、東京・八王子市で中央本線の列車がアメリカ軍戦闘機の機銃掃射を受けた。黒柳美恵子さんは14歳の時に銃撃を受けた列車に乗っていて、3歳年上の姉が頭部に被弾して亡くなった。なお、鉄道の切符は貴重で、工場で働く父が夜勤明けに買い求めたという。、銃撃された列車の元乗客や目撃者などが語った証言がカセットテープに残されている。瀬沼秀雄さんは「テープの生の声を聞き、どうすれば平和に貢献できるのか考える一助になってほしい」などとコメント。
5日は荒川区、江東区、大田区などに特殊詐欺の電話がかかってきている。詐欺グループの多くはATMからお金を振り込ませる時、被害者と電話をしながら操作を指示する。埼玉県の金融機関ではながら操作を検知し、被害を防ぐ最新ATMが吉川市に設置された。
東京・新宿区の帰還者たちの記憶ミュージアムから中継で、黒田気象予報士は実際に使われた軍服、シベリア抑留などの展示資料を紹介。学芸員の山田さんは「それぞれの史料が発するメッセージを感じていただけたら」などとコメント。
関東地方の気象情報を伝えた。明日も大気が不安定、平野部も雷雨のおそれ。
一橋忠之アナウンサーは暑さへの警戒を呼びかけた。
NHKニュース7の番組宣伝。