渇水の危機は多摩川にも迫っている。奥多摩町に広がる小河内ダムで蓄えられた水は、多摩川を流れ下流の浄水場を経由して、都内で水道水として使われる。通常時の小河内ダムの水位は約95mある。そして先月29日の取材では水位が約72mを下回り、壁にはその落差がくっきりと現れていた。直近の取材ではさらに前回から約4m水位が低下し、貯水率は50%を下回っている。首都東京でも断水の恐れはあるのか。実は都内でも1960年代、東京砂漠とも言われる深刻な渇水が発生。日中から広い範囲で断水が行われ、自衛隊の給水車が出動する事態となった。こうした事態が再び東京を襲うことは考え得るのか。実は1960年代の段階では、主要な水源は小河内ダムだけだったが、その後、利根川水系・荒川水系が整備されたため、ただちに当時のような状況になることは考えにくいそう。
