今日のテーマは、「毎日メニューが変わる店」。神奈川県・藤沢市には、ちょっと変わったレストランがある。店名は紹介されなかった。この店はフランス料理をベースにしているが、毎日メニューが変わるという。なぜ、そのようにしているのか。オーナーシェフの荻野さんに話を聞いた。荻野さんは農家に野菜を注文する時に、金額だけを決めて、何を送って来るのかは農家に任せており、行き場の無い野菜も受け入れている。例えば、通常では市場に出回らない、割れた野菜、傷のある野菜なども受け入れている。そして、送られて来た野菜に合わせて、料理を作っている。その為、毎日メニューが変わっている。野菜は流通がしやすいように、形、大きさ、色などの企画が決められており、規格外の野菜は出荷されない。農林水産省によると、収穫された野菜の約14%は、出荷されていない。その多くが、規格外の野菜だと考えられている。神奈川県・小田原市の畑で、農家の檀上さんが荻野さんに、非常に小さな大根を見せた。そのような大根は、消費者には出せないという。荻野さんは、こうした大根も受け入れている。荻野さんがレストランのキッチンで、聖護院大根を使ってカルボナーラを作る様子が紹介された。最後に荻野さんが、料理の楽しさを語り、終了した。