日本の周辺では、今月に入って台風が立て続けに発生している。8日に5号、おとといには6号、そしてきょう7号、8号と、4つ発生した。その背景にあるのが、モンスーンジャイアと呼ばれる、気圧の低い部分。気象庁によると、ここでは、インド洋からフィリピンの東を通る南西風や、日本のはるか東の太平洋高気圧の縁を回る風が流れ込んでいる。全体として風の向きが反時計回りになっていて、この中で上昇気流が出来ると、いわば台風の卵ともいえる熱帯低気圧が発生しやすい状況になっているという。これから日本に近づくおそれがあるのが、台風7号。あすの夕方から夜にかけて、東京の小笠原諸島に最も接近する見込み。台風はその後、発達しながら北上し、あさって15日に伊豆諸島へ、16日から17日ごろにかけて、関東甲信を含む東日本、北日本に、強い勢力で近づくおそれがある。進路によっては大荒れになるおそれもある。16日から17日の間の一定期間、東海道新幹線で計画運休や急な運転見合わせなどが発生する可能性がある。