去年に比べ減少した日本の人口・90万8574人。調査を始めた1968年以降、最大の減少。その背景にある出生率の低下が少子高齢化を加速させている。高齢化が進む地域の問題に詳しい専門家が警鐘を鳴らす「地方の衰退」。番組が向かったのは群馬・南牧村。群馬県の南西に位置し、長野県とも接するこの村は山々に囲まれ、豊かな自然が広がっている。人口約1400人のうち、65歳以上の高齢者は約950人。高齢化率67%超、”日本一高齢化が進む自治体”と言われている。村内にあるクリニックには医師が常駐していない。診療日は週2日。午後2時~午後4時までと時間が限られている。ある女性は巻き爪の治療のため約35km離れた高崎市の病院へ。昼間に出発したが、帰ってきた頃には辺りが真っ暗に。買い物はまとめ買いが基本。村にスーパーは無く、買い物は車で約30分。街を一つ隔てた富岡市まで行っているという。そんな南牧村の中で大きく真新しい建物が。それが特別養護老人ホーム。
住所: 群馬県 甘楽郡南牧村大字小沢1247