福岡県久留米市にある三井中央高校は、福岡南部筑後地区唯一の公立の女子高校。最後の卒業生として85人が卒業証書を受け取った。少子化の影響で定員割れが続いたほか、厳しい財政状況や校舎の老朽化などで閉校が決まったのは4年前。これまでに9000人を超える生徒がここから巣立っていった。卒業式の後に行われた閉校式には約100人の同窓生も出席し、学び舎との別れを惜しんだ。卒業生の1人は「学校があると思うと心のよりどころになる。ちょっとさみしい」などと語った。体育館で行われた最後のホームルームの時間に、生徒たちがサプライズイベントを始めた。生徒から先生への、手作りの卒業証書授与式。半年前から秘密裏に準備を進めた生徒たちは、先生1人1人へ感謝の思いを伝えた。先生にとっても生徒にとっても、忘れられない一日になった。
