国道2号の山口市鋳銭司と防府市台道の間の約2.8キロの区間は1日に約2万7000台が通行するが、片側1車線で朝や夕方には慢性的に渋滞が発生していた。周辺には産業団地が多く立地し、物流への影響も大きいとして県や地元自治体が車線の拡幅を求める要望を国に繰り返し行ってきた。この区間について国土交通省は片側2車線の4車線に拡幅する事業に着手すると発表した。今年度の予算額は5000万円で、地質調査や測量を行う予定だ。村岡知事は国道2号は産業力・観光力を強化するとともに、県民の安心・安全を確保する重要な幹線道路であり、国にはスピード感を持って取り組んでいただくよう期待しているとコメントした。