九段理江さんは、昨日から今日にかけて反響をみる時間がなかったため、本当に世の中に起きていることなのかと思いながらVTRを見ていたという。「東京都同情塔」は、今生成AIが人間の機能の代わりを担うようになっているが、その中で人間には何が残っているか、人間にしか出来ないことはなにかを小説を通して考えていきたい、議論するきっかけになったら良いなと思って執筆したという。幼い時から言葉に対して不思議な性質を持ったものだと思っていて、なんか気になってしまう存在だという。この小説が、生成AIというものと人間がどうやって付き合っていくべきか、それを使うことによって人間の意識や価値観にどう作用してしまうのかということをテーマにしているので、色んな言葉を1つの小説の中で表現することでなにか見えてくるものがあるかもしれないと、可能性にかけて生成AIを利用したという。考える切っ掛けを小説を通して提供できたらいいと思っているという。九段さんがアルバイトしていた金沢市の古書店の店長からお祝いのメッセージを紹介。九段さんは「いつでも呼んでください。遊びに行かせていただきます。というか働かせていただきます」などとコメント。