山梨県庁にある山梨県教育委員会で文書に目を通しているのが降籏友宏教育長。文書半減プロジェクトでは教育長が国や県などから届いた文書をチェックし、必要な文書だけを送って学校の負担を軽減する。この活動で1年間の文書が5分の1に激減した事例も。降籏友宏教育長は「もともと学校現場から文書が多いという声はあって、文書を見る時間を減らして子どもと向き合う時間を少しでも増やす」と話した。子どもたちと接する時間を増やしてほしいと降籏さんがこのプロジェクトを立ち上げた。加納岩小学校では教頭先生と楽しそうにおしゃべりする子どもたちの姿が。これまで文書処理の時間が多かった教頭が今では教室を回り授業の手伝いなどをする時間が出来たという。文書半減プロジェクトにより、学校によっては文書処理の時間が1週間あたり最大4時間減ったという。降籏さんは「小さな取り組みかもしれませんけど大きなものに積み重なっていくと思っている」などと話した。