日本に新たに着任した外国の大使は馬車に乗って皇居に向かい、宮殿・松の間で信任状捧呈式に臨む。信任状捧呈式の送迎で馬車を使っている国は世界でも数か国だといい、国際親善の一助になっているとのこと。また時代とともに自動車も登場し、天皇皇后両陛下が乗る車は「御料車」と呼ばれ、皇居内にある車庫で大切に保管されている。ただ自動車の登場で馬車の出番がなくなることはなく、今でも伝統が重んじられる場面で使われている。皇室の馬車のほとんどは明治の終わりから昭和の初めに作られた。千葉県には馬車のメンテナンスを行う会社があり、そこでは神輿作りで培ったノウハウを駆使して馬車の修理を行っているという。また椅子作りを手掛ける職人・宮本茂紀さんも皇室の馬車の修理に長年携わっているという。ヨーロッパで発展してきた乗り心地を良くする技や工夫で椅子のメンテナンスを行っているとのこと。