ISM非製造業景気指数について岡三証券・吉田さんは「指数を構成する項目の1つである雇用は50.7と拡大・縮小の境目である50を上回ったが、前月から低下した。また、今週発表された6月の求人件数をみると、全体を牽引していたレジャー・接客業は約120万人と昨年末から60万人以上減少した。ここまでの底堅いアメリカ経済を支えていたサービス業は、緩やかではあるが着実に原則傾向を強めていると言えそう。企業レベルでも本日発表された旅行予約サイト『エクスペディア』の4-6月期決算で売上高と予約総額が市場の期待ほど伸びておらず、株価は急落した。サービス業の原則傾向が続く可能性は高いと診ている。FRBが今週発表した大・中企業向けの貸し出し基準を厳格化した銀行の割合を逆メモリで示したデータとISM非製造業景気指数を並べたグラフを見てみると、長期的に見ると高い連動性があることがわかっており、ISM非製造業景気指数が今後数ヶ月にわたって低下する可能性を示している。市場ではリセッション回避への機体が強まっているが、景気拡大ペースは緩やかに減速するとみている。足元の決算シーズンは想定よりも堅調だが、年後半の企業利益の動向には注意も必要」と話した。
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