原爆被爆者の子どもや孫でつくる「岡山被爆2世・3世の会」の関係者が岡山県庁を訪れ、県の担当者に要望書を手渡した。この中では、被爆からまもなく80年となるなか被爆2世も高齢化が進み、遺伝的影響による健康不安が高まっているとして、被爆2世について国が県に委託して行っている健康診断に「がん健診」を加えることや、県として独自に医療費の助成を行うことを求めている。また、被爆3世についても健康診断の対象にすることなどを要望している。県の担当者は「国の責任で対応すべきことであり、類似の要求については知事会を通じて国に伝えている」などと応じた。