若者を中心に多くの人が使っている「チャットGPT」。若者を取材したところ「人より深く教えてくれる。人に聞くと、あまりいい返事をされないので使う」と答える人が多かった。専門家の東京科学大学・岡崎直観教授は「基本的に反対しない傾向が強い。何でも知っている“先生”のように見ている。その一方でAIに依存してしまう危険性がある。勉強や技術を身につけようとする意欲がなくなる」と指摘している。被験者約1000人の追跡調査では、生成AIを信頼する傾向にある人ほど孤独感を抱きやすく、感情的にチャットGPTに依存しやすい傾向にあるという。岡崎教授はチャットGPTとの上手な向き合い方について「意思決定するのは人間だと担保しないといけない」とコメントしている。田中道昭は「教える側も使い方には苦戦している。若い人は相談相手にも使っている。なんでも信じていい相手ではないので判断能力を持たなきゃいけない」、ジャーナリスト・増田ユリヤは「肯定されることはすごく大事だけれど、生身の人間とそれをやらないと成長はしないと個人的に思っている」とコメントした。
