岡本は日本一の靴下メーカーだが過去には存続の危機にさらされたことも。当時は他社商品の生産を行っていたが、海外ブランドが突然契約を打ち切った。最終的にファックス一枚の通達で年20億円の売上が吹き飛んだ。このままでは生き残れないと先代の父は全社員にChange or Dieとし、変わらなければ死ぬと自社ブランドの開発に舵を切った。自社ブランドを本格的に推進する新規事業本部の責任者となった岡本。これまでの試作品を見直し、自社ブランドでやってみようと思ったのが商品化前の三陰交を温める靴下。2013年に三陰交をあたためる靴下を発売。繊維の特製や編み方を大きな文字でアピールし1500円で売り出した。しかし全く売れない。初年度は1億円の赤字を出し、岡本に批判が。それでもなんとか売ろうと模索し薬局や雑貨店など、様々な売り場を観察。そしてある家電量販店のデジカメコーナーで、お客が商品にどれが良いかわからないと悩んでいる様子を見た。メーカーは画素数など機能をアピールしていたがそれでどんな写真がとれるのか、お客には伝わっておらず、岡本は売り場に並べてしまうとどれが凄い技術なのかわからなくなってしまうという点に着目した。岡本はあったか厚手靴下の売り方を見直すことにし、若手社員とともにネーミングを見直し、そこで出た案のひとつがまるでこたつソックス。技術的なことより履いた時の体感をアピール。また肌触りが重要な靴下は袋に入れて販売するのが常識だったが、いかに常識がはみ出すことが大事かと、ネーミングもパッケージも一新したまるでこたつソックスの販売を開始。中身は全く同じだったが小売店の反応が変化。今では自社ブランドが利益の半分をしめる。
岡本はなぜここまで人気になったか?についてそこに至るまで研究開発をしてきたという経緯があるという。ものづくりでなんとか差別化しようとはしていたが商品ができて自社ブランドで売ろうとしてもなかなか売れないという日々が続いたという。
岡本はなぜここまで人気になったか?についてそこに至るまで研究開発をしてきたという経緯があるという。ものづくりでなんとか差別化しようとはしていたが商品ができて自社ブランドで売ろうとしてもなかなか売れないという日々が続いたという。
住所: 奈良県北葛城郡広陵町大字大塚150-1
URL: https://www.okamotogroup.com/kenkyu/kojo/
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