2025年2月13日放送 23:06 - 23:55 テレビ東京

カンブリア宮殿
【足元の悩み解決の靴下で躍進する地方メーカーの舞台裏!】

出演者
村上龍 小池栄子 
(オープニング)
オープニング

オープニング映像。

カンブリア宮殿 靴下が進化!快進撃に老舗メーカー
「必須アイテム」と絶賛の声が…大ヒット!こたつみたいな靴下

スーパーの1角で人だかりができているエリアが。お客のお目当てはルームソックス。ごく普通の商品にみえるが、こたつに足を突っ込んだような暖かさという靴下はまるでこたつソックス。厚手のふわふわした生地で足首がくびれた形状をしている。一足1980円という値段だが人気商品に。口コミが全国で広がり、累計販売は1500万足。まるでこたつソックス愛用者の大西さんは、冷え性だという。こたつ靴下は芯までぽかぽかしてくるという。その足元はサーモグラフィでみると履いて10分で真っ赤に。この画期的な靴下を作ったのが今回の主役の岡本という会社。

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足元の悩み解決でヒット連発 セブン&ドンキ向けも製造

靴下の1大生産地の奈良県広陵町には岡本の工場が。その生産量は、年間3憶足以上で日本の靴下のトップメーカー。スポーツブランドのミズノの靴下や、セブン・イレブンの靴下も岡本が手掛けている。他にもトップバリュやドン・キホーテなど岡本が生産を請け負うのは40社。過去には赤字寸前まで業績が悪化した時期もあったが見事V字回復。昨年度は売上高482億円を叩き出した。

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大ヒット!こたつみたいな靴下 足がポカポカになる秘密

他社ブランドの生産を行ってきた岡本が自社ブランドに挑んだのはまるでこたつソックス。手掛けたのは研究開発部の新賀一郎。特許を10件以上取得した岡本の発明王。こたつソックスは5年をかけた新賀の新作。その秘密は足首のくびれた部分には汗を吸うと発熱する10円玉ほどの生地がしこまれている。ここにあるのは血管や神経が集まっている三陰交。ここにピンポイントで熱を加えると足は内側から温まる。しかも脱いでもすぐに冷たくはならずポカポカした状態が15分ほど続くという。こうしたオリジナル商品を、岡本は自社工場で生産している。その工程はつま先があいた形で編み上げて次の職人にバトンタッチして縫製。靴下業界は工程ごとに会社がわかれていたが岡本は自社工場で一貫して生産。靴下づくりのすべての工程の技術を磨いて17年連続業界1位を走っている。

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全力疾走…引っ張っても…絶対脱げない!?靴下とは

女性に靴下の悩みを聞くと多いのは靴下をみせたくないファッションの時に履くフットカバーが靴の中で脱げてしまうという。そこで岡本が4年をかけて開発したフットカバーは脱げないココピタ。ヒット脱げない秘密はかかとの部分にある。内側にコの字型のストッパーをつけてかかと部分をホールドしている。

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岡本脱げないココピタ

赤羽さんは脱げないココピタが全く脱げないことに驚いた。

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岡本脱げないココピタ
足元の悩み解決でヒット連発 セブン&ドンキ向けも製造

岡本の工場では夏向けの商品開発を行っていた。ムレない靴下を作ろうと、室内を30度にまであげて実験。体を張って靴下づくりをしてるのが岡本社長の岡本隆太郎。実は靴下を取り巻く環境は厳しさを増している。靴下の購入単価はピーク時の2割減少。3足1000円が当たり前になる中、岡本は高機能な商品で業界に風穴をあけようとしている。

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むくみ解消&臭わない靴下!? 快適な眠りにも挑戦

研究所の1角ではオリジナルの編み機を開発中。従来の編み機は網目の大きさを編んでいる途中では変更できなかったが、岡本は変えられるようにした。網目が大きいと、締め付けは弱いが網目葉を小さくすると締め付けが強くなる性質を使って筋肉に沿って網目を小さくすることによって圧迫を加えて足のむくみ対策の靴下を作った。この商品は一般医療機器として販売されている。スーパーソックスは24時間臭わない靴下。この商品は6年かけて糸から開発し、YouTubeでは男性が5日間履き続ける実験を行った。ニオイの元となる細菌の繁殖を抑える工夫で、1100万足を売る大ヒットに。糸や編み機から開発しこれまでになかった靴下を生み出す岡本。山村は現在自宅で発売した商品の効果を検証している。就寝時専用の靴下のおやすみスイッチは指先があいていて、熱がこもりにくい設計。三陰交に加え足裏にも発熱繊維が編み込まれている。これを履いたら睡眠がどう変わるのか?とデータを取っている。布団の中で睡眠に入るまでの時間をチェックし、改善ポイントを探っていく。こうして岡本は靴下で生活を豊かに変えようとしている。

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足元の悩みを解決する靴下 こたつみたい…脱げない…

岡本の自社ブランド商品を紹介。まるでこたつソックスに小池は素材がいいと答え、脱げないココピタにはその脱げなさに驚いた。岡本はおやすみスイッチに関しては寝る時に靴下を履いたほうがいいのかどうかという話があったが、といいつつ冷えてしまうので神戸女子大学の先生と一緒に開発したという。まるでこたつソックスは糸の特性上毛玉ができるが1シーズンでダメになることはないという。消費者の悩みを解決できる靴下はどう言う風に生み出せる?に岡本は靴下は履くにシーンがそれぞれでそこをしっかり見ていけばまだ気づいていない不快感や諦めている部分があるので観察し見つけていったと答えた。また糸と編み方と体の研究をかけ合わせると色々なことができると答えた。

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足元の悩みを解決する靴下 非常なファックスが届いた

新しい機能を持った靴下を生み出す岡本には24人の研究スタッフがいる。薬剤を使い撥水性をもつ糸を作って雨の日でも濡れない靴下を試行錯誤中。この糸で編んだ生地に水を垂らすと染み込まない。こうして前進を止めない岡本だが、過去には変革か死か迫られたことも。創業者は岡本の祖父にあたる岡本久太郎。母を手伝いたいと納屋で手回しの編み機を使って靴下を製造したのが事の始まり。その会社を大きく発展させたのが父の哲治。分業をやめて一貫生産にして納期を短縮。大手ブランドがこぞって依頼してくると引く手数多の会社に。創業家のもとに1979年に岡本が誕生した。跡取り息子としてのレールが敷かれていたが岡本はそのレールに乗るのが嫌だったという。岡本は高校を中退し、自分探しの旅と称して海外へ。キューバやモルディブなど、20カ国以上をまわったが、やりたいことが見つからず失意のまま帰国。岡本はアルバイトをしながら悶々とした日々を過ごした。そんな時間が25歳まで続いた時に転機が。父が突然会社に入ってほしいと告げたが父は他の役員が反発するのを覚悟の上で声をかけてくれた。当時経営は深刻な状況にあり、中国などの安いくつ下が台頭し価格競争が激化。そこへ追い打ちをかけるような非常な通知が。

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“こたつ靴下”誕生秘話 全く売れないからの逆転劇

岡本は日本一の靴下メーカーだが過去には存続の危機にさらされたことも。当時は他社商品の生産を行っていたが、海外ブランドが突然契約を打ち切った。最終的にファックス一枚の通達で年20億円の売上が吹き飛んだ。このままでは生き残れないと先代の父は全社員にChange or Dieとし、変わらなければ死ぬと自社ブランドの開発に舵を切った。自社ブランドを本格的に推進する新規事業本部の責任者となった岡本。これまでの試作品を見直し、自社ブランドでやってみようと思ったのが商品化前の三陰交を温める靴下。2013年に三陰交をあたためる靴下を発売。繊維の特製や編み方を大きな文字でアピールし1500円で売り出した。しかし全く売れない。初年度は1億円の赤字を出し、岡本に批判が。それでもなんとか売ろうと模索し薬局や雑貨店など、様々な売り場を観察。そしてある家電量販店のデジカメコーナーで、お客が商品にどれが良いかわからないと悩んでいる様子を見た。メーカーは画素数など機能をアピールしていたがそれでどんな写真がとれるのか、お客には伝わっておらず、岡本は売り場に並べてしまうとどれが凄い技術なのかわからなくなってしまうという点に着目した。岡本はあったか厚手靴下の売り方を見直すことにし、若手社員とともにネーミングを見直し、そこで出た案のひとつがまるでこたつソックス。技術的なことより履いた時の体感をアピール。また肌触りが重要な靴下は袋に入れて販売するのが常識だったが、いかに常識がはみ出すことが大事かと、ネーミングもパッケージも一新したまるでこたつソックスの販売を開始。中身は全く同じだったが小売店の反応が変化。今では自社ブランドが利益の半分をしめる。

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岡本はなぜここまで人気になったか?についてそこに至るまで研究開発をしてきたという経緯があるという。ものづくりでなんとか差別化しようとはしていたが商品ができて自社ブランドで売ろうとしてもなかなか売れないという日々が続いたという。

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ヒット連発も大失敗商品が…プールで滑らない靴下とは?

岡本は自社ブランドには当時色々な靴下の形をした色々なものをつくったというが、その中には水中専用靴下があるがプールの中ですべらないというもので、開発に2年近くかかったが全く売れず、1シーズンで製造中止に。

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“こたつ靴下”誕生秘話 全く売れないからの逆転劇

岡本は父からの言葉「変革か死か」の言葉について岡本は死は考えずにチェンジしか見ていなかったという。また自社ブランドを本格的に立ち上げる新規事業本部は会社にとって重要だったはずがトップを実績0の岡本に任せた理由について岡本は何も知らずフレッシュだから挑戦できることに期待を込めていたはずだと答えた。またまるでこたつソックスの前身商品が全く売れなかったという話については、今までの売り場など値段があわず、これまでにない販路に商談に向かったが企業が売りたいと伝えてばかりだったがそれが全然響いていなかったという。数々の失敗を経て企業の売りたいから消費者の買いたいにシフト変換したという。

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驚きの靴下でヒット連発 編み物の歴史を変える発明!?

世の中になかった靴下を生み出す岡本。その社長室には子どもの算数のテストが。間違った答えも懸命に書き込んでいたがそれを飾っていた理由には、前向きな失敗が美しく、まもりに入る時に挑戦しようと気持ちを奮い立てるものだという。そんな岡本が挑み続けているものが編み物の歴史をかえるかもしれない大発明をテレビ初公開!

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驚きの靴下でヒット連発 編み物の歴史を変える発明!?

岡本の研究所の1角に20年以上に渡って挑み続けているものがある。開発したというロータリー編み機にセットされていたのは銅線。スイッチをいれると機械が銅線を編み始めたがその開発は糸以外も編んでしまう編み機のことだった。一般的な編み機は針が上下に動き、糸をひっかけて編んでいく。しかし固いものを編もうとすると引っ張った時に折れてしまうことも。そこで開発したのが歯車のような針。円盤のくぼみに糸をかけて強くひっぱらずに編めるようにした。これが完成すればアパレル以外の産業繊維も編み込めるように。まだ筒状のものしか作れないが、この先編み物の歴史を塗り替える大発明が生まれるかもしれない。

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編み物の歴史を変える発明!?「靴下する」って一体なに

ロータリー編み機について岡本は可能性を感じていると答えた。岡本は靴下にどんな可能性を感じている?にお茶するという言葉を使うがお茶を飲むではなくお茶するは面白いと感じていて、そのように靴下するで、靴下を履く行為を豊かにしていきたいと答えた。

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(エンディング)
編集後記

村上は今日の総括に岡本久太郎が、昭和9年に創業した。女手1つで家計をささえる母を何とか手伝ってあげたいという思いで、自宅裏の納屋を工場に改造、手回し編み機を備え靴下の生産を始めた。現在も同じ地域に工場と研究開発拠点がある。「変革か、死か」岡本社長の先代が、言った。独自開発の素材による温熱刺激で爪先までの暖かさを実現。「ココピタ」は浅い丈の靴下は脱げやすいという問題を解決。「足もとから、ひとりひとりの幸せを共に創る」というミッションが代々続いている。足もとが快適だと全身がうれしくなる、岡本はそれをやり続けている。とした。

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