日本酒を熟成した古酒はなぜあまり知られていないのか。安村代表によると、普及させていく人が少なかったからだという。江戸時代まで古酒は盛んに造られていたが、明治時代に造石税という制度が出来たことによりにより衰退していった。日本の酒蔵は造ってすぐに売れる新酒ばかり造られるようになったという。安村代表は10年ほど前に古酒と出会い、いつしか美味しさを広めたいと決意した。そこで、売れ残って意図せず熟成した酒に目をつけ、なかには東日本大震災で被災した酒蔵などもあった。海外コンペに出品したいくつかの古酒は受賞までしている。今は全国の酒蔵から古酒の相談を受けている。