家庭裁判所の歴史を長く取材してドラマの制作にも携わっている清永解説委員がドラマ「虎に翼」を解説。清永解説委員は「家庭裁判所の父と呼ばれる宇田川潤四郎が昭和22年に京都の少年審判所長のときにBBSの活動費をまかなうためにチャリティーコンサートを実際にやっていた。出演したのは岸壁の母の二葉百合子さん、人気女優・轟夕起子さんなど。京都・南座が連日超満員だったという。愛のチャリティーコンサートはポスターの配布から行われたという。そして、ライアンのモデルとなった内藤頼博さんは新橋演舞場の楽屋に直接訪ねていき、水谷八重子さんと子役の男の子とその場で撮影しポスターを作成したという。ドラマでは構図がうまく似せられている。他にも広報週間は実はいろんなことをやっている。各地のデパートで出張家庭相談を行ったり、ラジオで宇田川局長が制度のPRをしたり、全国の中学や高校で裁判官による説明や座談会を行うなどしたという。家庭裁判所を知ってほしいという熱意の表れだったのではないか」などコメント。さらに「政府はきょうの閣議で新しい検事総長に東京高検の畝本直美氏を起用する人事を決定。初の女性検事総長の誕生。そして日弁連の会長に渕上玲子氏が就任。2者が女性になるという画期的な出来事に。最高裁長官だけはまだ女性が出ていない」などコメント。