埼玉・嵐山町にある大きな池は農業用のため池として使われているが、水面を覆い尽くすほど無数の太陽光パネルが浮かんでいる。水上太陽光発電は一般的な太陽光発電とどこが違うのか。池の底にアンカーを打ち付けワイヤーをフロートと呼ばれる水面に浮かべる部材につなげる。その上に太陽光パネルを設置するという発電方法。土地を使わないため開発行為がなく、なにかを壊して発電所をつくる行為はない。水上にパネルを浮かべることによって冷却効果が働き、陸上の発電に比べて発電効率は3割アップ。嵐山水上太陽光発電所では4500枚の太陽光パネルで350世帯の年間の電気量を発電。農林水産省によると、全国約15万カ所のため池の所有者は自治体や農業関係者。太陽光発電事業を認めることで賃料を得ることができ維持管理にも役立つ。一方で、陸上に比べ目線の高さより低い位置にあることが多く、景観に対するインパクトはあまりないと言われているが、見えるため設置してほしくないという意見が少ならからずあるという。
