サッカーJリーグ・初代チェアマン、川淵三郎さんの「文化勲章受章を祝う会」がきのう開かれた。サッカーをはじめ、バスケットボールなどの発展に貢献したことが評価され、スポーツ界では市場3人目の受章。会場となった国立競技場には政界・スポーツ会などの著名人約430人が駆けつけた。そして「この場を借りて妻に感謝を述べたい」と話した後、妻・康子さんの元に向かった川淵さんは「康子さん、61年間献身的に僕を支えていただいてありがとうございました。僕よりも1日よりも長く生きていてほしいと、それだけを約束してほしいと思います。どうかよろしくお願いいたします」と声を震わせて述べ、「感謝の気持を込めてハグをさせて下さい」とハグをし、国立競技場が大きな拍手に包まれた。大下さんはこの会の司会を務めており、「川淵さんはサッカーJリーグ、バスケットBリーグ、2つの初代チェアマンでスゴイ方なんですが、最後に奥様に伝えたいとのことで、それまでの口調から一転して言葉をつまらせたときに、私たちみんなももらい泣きというか、こんなふうに奥様に深い感謝と愛を表現できる方だからこそ、文化勲章を受賞されたんだなと改めて思うし、私がいうのは僭越ですが、川淵さんはとても純な方でいらっしゃる。そこがまた魅力」などとコメントした。