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「川渡り神幸祭」 のテレビ露出情報

福岡県の田川市は昭和30年代まで炭鉱町として栄えた。今も残る高さ45mの煙突は炭鉱のシンボルだった。駅前には商店街があるがシャッターが閉まっている店も多く、人口は半分ほどになった。そんな商店街で竹に紙を巻きつける人たちが。公民館で祭りの準備をしているのだという。その中の1人、田川で育ったという江頭さんは川渡り神幸祭の準備だと教えてくれた。450年前から続き、五穀豊穣などを祈願する祭りだという。神幸祭は2週間後に迫っている。江頭さんは就職などで田川を離れたものの、結婚し子どもが生まれたことで故郷で子育てがしたいと思い戻ってきたという。現在はバイクの修理店を開く江頭さん、仕事は忙しいが故郷の役に立ちたいと先頭に立って準備する。息子の陸人さんも準備に参加する。陸人さんは「祭りが好きだ」と語ってくれた。
街のあちこちでは祭りに向けたお囃子の練習が始まる。かつて神幸祭には多くの人が集まったという。その頃建設された炭鉱住宅は現在団地に、船方さんはそこに住み続ける男性である。5歳でこの地に来たという船方さん、炭鉱は閉山したが愛着のあるこの街に残ったという。炭鉱の煙突を見る船方さん、聞こえてきたお囃子の音に「若い人が集まるのはよいこと」だと語ってくれた。船方さんの住む団地は祭りに最も新しく参加した地区だという。
飲食店を営む永原希世美さん。彼女の店には近所の子供達が多く訪れる。この店は子供達の大切な居場所になっているのだという。18年前に夫の故郷だという田川市に移り住んできたという永原さん。お店に関してもこれほど長く続けるとは考えていなかったという。現状いつまで続けるかとは言えないが、その節目になるのが神幸祭だという。永原さん、時には出前も行うという。逆にお客さんから差し入れをもらうこともあるのだとか。支え合いながら街角に笑顔が輝く。5月18日、川渡り神幸祭当日。永原さんは露天を出店、江頭さんたちが作った山車は次々と川に入っていく。故郷をつなぐ田川の初夏、今年も山笠が川を渡る。

他にもこんな番組で紹介されています…

2024年6月9日放送 8:00 - 8:25 NHK総合
小さな旅(小さな旅)
福岡県の田川市は昭和30年代まで炭鉱町として栄えた。今も残る高さ45mの煙突は炭鉱のシンボルだった。駅前には商店街があるがシャッターが閉まっている店も多く、人口は半分ほどになった。そんな商店街で竹に紙を巻きつける人たちが。公民館で祭りの準備をしているのだという。その中の1人、田川で育ったという江頭さんは川渡り神幸祭の準備だと教えてくれた。450年前から続き、[…続きを読む]

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