現存する江戸城から移築された御殿は将軍・徳川家光と乳母・春日局が暮らした建物。移築から19年後の1657年に発生した日本史上最大級「明暦の大火」では江戸の町の6割が燃え、江戸城も焼失した。移築された建物だけが江戸城内にあった当時と変わっていない。国指定重要文化財「江戸城より移築御殿」(客殿、書院、庫裏)に入ることができる。三代将軍・家光公誕生の間と伝承されている部屋には江戸幕府の御用絵師・狩野探幽の作品「襖絵」「格天井花絵」も当時のまま残されている。仏間には本尊・阿弥陀如来、喜多院27代目住職・天海僧正の像がある。この県指定有形文化財「木造天海僧正坐像」は亡くなる2か月前の姿(108歳)だといわれている。「紅葉山庭園」は天海僧正が江戸城内にあった庭園を再現したもの。当時の風呂場(湯殿)とお手洗いも残されている。書院は乳母・春日局が使っていた部屋とされ「春日局化粧の間」と称されている。屋根裏部屋があり密談をしたり逃げ道があったと言われている。川越は、立地から江戸の北を守る重要拠点だった。天海僧正は喜多院を関東天台宗の本山として認めさせ寺の復興を急いだのかもしれない。
住所: 埼玉県川越市元町1-3-1
URL: http://www.city.kawagoe.saitama.jp/www/
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