学閥争いで医師が大量退職するなど危機的状況にある滋賀・市立大津市民病院。新たに始めたのはドクターカーの取り組み。消防からの要請で出動し、現場から病院へ搬送するほか、車内で治療も可能。この日治療に当たったのは、1月の能登半島地震でも災害派遣医療チームの一員として活動した千葉さん。1人の医者として患者を助けたい気持ちから、医局には属さず。
学閥争いで医師が大量退職するなど危機的状況にある滋賀・市立大津市民病院。4月からは訪問診療を開始。この日治療にあたったのは、今春から赴任してきた大町さん。医師の高齢化により訪問診療を取りやめるケースも多いなか、これまで地域の診療所が担ってきたような事業も担う。
学閥争いで医師が大量退職するなど危機的状況にある滋賀・市立大津市民病院。2019年には学閥争いで産婦人科医が引き揚げており、分娩の休止は今も続いている。こうした問題を受けて幹部が一新。産婦人科病棟を開放し、学生への指導が行われている。空いた病棟を地域に還元することで助産師を育てたい、と指導に当たる川島さんは語る。