山梨県富士吉田市に住む渡邊繁允さん(78)。4年前、ステージ4の直腸がんと診断され、肺にも転移している。渡邊さんは治療のために市内の病院への通院に加え、新たに自宅から30キロ離れた病院にも月に一度通院が必要となった。渡邊さんが以前から通っていた病院では去年から放射線治療が休止になった。がんに放射線をあてる放射線治療装置の一部が故障してしまい、治療ができなくなっている。新しい装置の購入費用は約6億円。加えて年間維持費は1億円となる。病院の経営状況は厳しく、買い換える費用を捻出するのは難しい状況。山梨県ではこれまで5つの病院で放射線治療を行っていたが、今では2つの病院が休止。放射線治療を続ける病院では、以前より遠い地域から患者が集まるようになったという。そのため、放射線治療の予約が2か月先まで埋まってることも少なくない。病院では今後、県の補助金をうけて治療に使う装置を増やしたり、診療する時間を延ばす方針。
住所: 山梨県甲府市増坪町366
