ロシアによる侵攻が続く中ウクライナが提唱する和平案を話し合う会議、平和サミットがスイスで開かれている。平和サミットには約100の国と機関の代表が出席し、ウクライナが提唱する和平案のうち核の安全や食料安全保障など3項目について議論される。ウクライナ・ゼレンスキー大統領は「今ここにロシアはいない。なぜか?。ロシアが平和に関心があれば戦争は起こらないからだ」と述べた。ゼレンスキー大統領は今回の会議を「ロシアによる戦争に終止符を打つための第一歩」と位置づけ、和平プロセスに全ての人々が合意するなどすれば次回は戦争終結を確定できると期待感を示した。米国・ハリス副大統領は演説で「プーチンが提案をしてきたが、真実を見抜かなければならない」と述べ、ロシア・プーチン大統領が14日に和平交渉の条件として一方的に併合したウクライナの4つの州からのウクライナ軍の撤退などを挙げたことを批判した。