- 出演者
- 渕岡友美 檜山靖洋 勝呂恭佑 首藤奈知子 大谷舞風
オープニング映像と大谷アナらのあいさつ。
日本と南太平洋の島しょ国などによる太平洋島サミットがきょうから東京で開かれ、政府は気候変動や海洋の安全など共通の課題での協力を確認し関係強化を図りたい考え。太平洋島サミットは3年に一度南太平洋の島しょ国などの首脳を日本に招いて開く国際会議。今年は18の国と地域の首脳らが集まりきょうから3日間の日程で開催される。きょうとあすは岸田首相と各国首脳らとの個別の会談や歓迎レセプションなどが行われ、あさっての首脳会合では岸田首相が共同議長を務め、気候変動や自然災害、海洋の安全などの共通の話題について意見を交わす。この中で岸田首相は津波避難など災害対策に役立ててもらうため、気象庁が観測した観測データを衛星を通じてリアルタイムに提供することなどを表明するほか、東京電力福島第一原子力発電所の処理水の放出計画について改めて安全性への理解を求めることにしている。そして議論の成果は首脳宣言と共同行動計画にまとめられる見通し。南太平洋島しょ国をめぐっては中国がインフラ整備を通じて関与を強めていて、日本政府としては今回のサミットを通じてからなる関係強化を図りたい考え。
太平洋サミット参加国の1つ・パラオの大統領府・ジェニファーアンソン安全保障調整官は近年中国の海洋調査船の航行がEEZで繰り返し確認されているとして、衛星などを活用した海洋監視の分野で日本からの支援に期待を示した。
- キーワード
- パラオ
ウクライナ・ゼレンスキー大統領は先月スイスで開いたウクライナが提唱する和平案をめぐる首脳級の国際会議・平和サミットに対し、ことし11月に2回目の開催を目指す考えを明らかにした。そのうえで参加しない意向を示しているロシアに対し出席を求めた。ゼレンスキー大統領としては11月に行われる米国の大統領選挙もにらみながら、ウクライナが主導する形で和平案の実現に向けた道筋を示したい狙いがあるものとみられる。またウクライナ支援に消極的なトランプ前大統領に対して、ゼレンスキー大統領はもしトランプが大統領になっても私たちは協力するとコメント。
中国共産党の重要会議、三中全会は今回、4日間の日程で行われる。5年に1度の党大会の直後に開かれ、最高指導部を選出する1回目の全体会議、一中全会。政府の主要人事を話し合う二中全会に続く3回目の全体会議で、長期的な経済政策の方針などを決定する。こうした中、ことし4月から先月までの中国のGDP(国内総生産)の伸び率が発表された。この10年余り、伸び率の鈍化傾向が続いている中国経済。今回の伸び率も前の3か月より縮小している。
中国では、これまで経済成長を支えてきた手法が限界を迎えている。中国・遼寧省大連の高速鉄道の駅は当初は物流拠点などの建設が予定されていたが、実現には至らず、駅は僅か4年で閉鎖された。採算を度外視したインフラ投資で開発を進めて、経済の成長を押し上げることが難しくなっている。
- キーワード
- 大連(中国)
中国で新たな経済成長のけん引役として注目を集める産業が「低空経済」。低い空域で使われるドローンや、いわゆる空飛ぶ車などを活用するもの。市場規模は来年までに日本円でおよそ33兆円に、2035年にはその2倍以上のおよそ77兆円に達すると見込まれている。ハイテク産業が集積する広東省の深センでドローンを活用する取り組みが始まっていた。農業、スマホに言及。大和証券・経済調査部・齋藤尚登部長は「期待する経済改革を正面からやってくるかは疑問符が付く」とコメント。
5年前に火災で焼失した沖縄県那覇市にある首里城正殿の再建が進んでいる。きのうから屋根に赤瓦を取り付ける瓦ぶきの作業が始まった。首里城を管理する内閣府沖縄総合事務局によると、新たな赤瓦は火災で破損した瓦を細かく砕き原料の一部としているほか、沖縄県内でしか採れないクチャと呼ばれる泥岩や赤土を使っている。年内をめどに、およそ6万枚の赤瓦で屋根全体が覆われる予定で、首里城正殿の再建は、再来年の秋の完成を目指して進められている。
11月の米国大統領選挙で政権奪還を目指す野党共和党は、15日ちゅう西部ウィスコンシン州で開いている全国党大会で代議員による指名投票を行い、トランプ前大統領が党の大統領候補に正式に指名された。トランプは党大会が開幕する2日前に東部ペンシルベニア州で選挙集会の演説中に銃撃を受け右の耳にけがをしたが塔体大会は予定通り始まった。トランプは党大会に出席するためすでにウィスコンシン州ミルウォーキーに到着している。
去年10月9日に発生した伊豆諸島の鳥島近海を震源とする地震で関東から九州にかけての各地で数十センチの津波が押し寄せ、気象庁は鳥島の南西の海域を震源としているが、周辺では震度1以上の揺れが観測されず津波の詳しいメカニズムも分かっていない。これについて防災科学技術研究所の久保田達矢主任研究員が津波の観測データを解析した結果、震源付近の海底火山「孀婦海山周辺」で地形の変化が繰り返し起きたことで津波が発生したとみられることが分かった。地形の変化は直径10キロ前後の範囲で合わせて14回にわたって発生したと推定している。孀婦海山ではJAMSTEC(海洋研究開発機構)や海上保安庁が行った調査で「カルデラ」と呼ばれる巨大なくぼ地や、新たな火口を形成するような噴火の痕跡が見つかっている。
開幕が迫るパリ五輪。聖火が、フランス・パリのシンボル・エッフェル塔近くの広場に到着。日本時間の昨夜7時前、開会式の式典などが行われるトロカデロ広場に聖火が到着した。ことし4月にギリシャで採火された聖火。26日の開会式で聖火台に点火され、100年ぶりにパリで開催される五輪が開幕する。大会組織委員会・エスタンゲ会長は「(五輪は)人々をひとつにして心を揺さぶる。世界の選手を迎えるのが待ち遠しい」と語った。
本番を前にサッカー男子日本代表は、現地でフランスと最後の強化試合を行う。中盤の要・藤田譲瑠チマ選手は「(フランスは)優勝候補の1チーム。自分たちが勝つことにすごく意味がある」と語った。突破力が持ち味の斉藤光毅選手は、パリ五輪では背番号10を背負う。斉藤選手は「自分がやることは変わらない。エースとあとから言ってもらえるように活躍したい」と語った。
- キーワード
- マルモール(フランス)
巨人と阪神のOBによる伝統の一戦が行われた。注目を集めたのは掛布雅之と江川卓の対戦。守備で見せたのは巨人4番サードで出場した原辰徳。試合を締めくくったのは藤川球児と高橋由伸の若手OB同士の勝負。巨人3−2阪神。
山形県新庄市では地域で福祉活動を続けてきた高校生のグループが心や体の障害への理解を広げようとオリジナルストーリーの絵本を製作している。高校3年生の渡邉水晶は絵本を製作する高校生の団体の代表を務めている。渡邉はこの2年間、同級生と共に障害の疑似体験イベントを開いたりラジオで発信してきたりした。活動の原点にあるのは発達障害のある弟の存在。絵本の製作拠点は地元の図書館で、障害に関する専門書から子供向けの絵本を読み込み、だれもが親しみや薄くわかりやすい本を目指す。こだわっているのは主人公の動物たちの個性や多様性。製作費用はクラウドファンディングで募り、全国から80万円余りの支援が寄せられた。渡邊たちが活動する新庄市立図書館の館長・高橋一枝は支援した一人で、渡邉たちの志と行動力を地域で支えたいと、絵本が完成したら図書館で読み聞かせの会を開くことを決めた。渡邉水晶は障害のある人もない人もみんなで支え合いながら手を取り合っていける社会にこの絵本を通じてなってほしいと話す。
経済情報を紹介した。
- キーワード
- ニューヨーク株式市場東京株式市場
山口県岩国市の米国軍岩国基地の航空機の更新をめぐり、防衛省は地元自治体に対し、ことし後半に米国海軍のCMV22オスプレイが配備されることを伝えた。海軍のオスプレイが国内に配備されるのは初めてとなる。防衛省・松本政務官らが岩国市役所を訪れて岩国市・福田市長に説明を行った。福田は「騒音や安全性についてより詳細な説明を求めていきたい」と述べた。
リニア中央新幹線の開業を目指すJR東海が行う環境保全対策などをチェックする国の有識者会議が山梨県内のトンネル工事の現場、山梨県早川町・南アルプストンネル山梨工区を視察を視察した。リニア中央新幹線をめぐっては、静岡県が川勝前知事の時代にトンネル工事などに伴う自然環境への影響が懸念されることを理由に県内での着工を認めない状況が続き、国はJR東海が行う水資源などの保全対策をチェックするための有識者会議をことし2月に新設した。
去年、将棋のプロ棋士の「編入試験」に合格した小山怜央四段が対局に勝って、棋士のランクを決める「順位戦」に来年度から参加する条件を満たした。日本将棋連盟によると棋士養成機関の「奨励会」を経験せずに「順位戦」に参加する棋士は、戦後初めて。「フリークラス」の棋士として対局している。小山四段のコメント。
風力発電と絶滅危惧種のイヌワシの保護の両立が課題。岩手県では、全国初のイヌワシ保護策を打ち出した。岩手県立大学・由井正敏名誉教授は「風力発電所が建設されると、衝突を恐れて、発電所の周囲500mはイヌワシをはじめほとんどの鳥が近づかなくなり、餌場として使えなくなる。貴重な餌場が減ることで、イヌワシが飢餓状態に陥ってしまう」とコメント。全国で初めてイヌワシの生息地を公表した。風車の予定地がイヌワシの生息地と重なるケースが増えてきたため。岩手県環境保全課・加藤研史総括課長のコメント。5件の事業がレッドゾーンで進む。高島保夫社長は「イヌワシと風力発電所は共存できる」とコメント。