風力発電と絶滅危惧種のイヌワシの保護の両立が課題。岩手県では、全国初のイヌワシ保護策を打ち出した。岩手県立大学・由井正敏名誉教授は「風力発電所が建設されると、衝突を恐れて、発電所の周囲500mはイヌワシをはじめほとんどの鳥が近づかなくなり、餌場として使えなくなる。貴重な餌場が減ることで、イヌワシが飢餓状態に陥ってしまう」とコメント。全国で初めてイヌワシの生息地を公表した。風車の予定地がイヌワシの生息地と重なるケースが増えてきたため。岩手県環境保全課・加藤研史総括課長のコメント。5件の事業がレッドゾーンで進む。高島保夫社長は「イヌワシと風力発電所は共存できる」とコメント。