小浜島は水牛やマングローブなど自然豊かな美しい島。サトウキビ畑で働く平田清さんはサトウキビの束にクレーンで吊り上げるためのフックをかけようと畑を歩いていた。その時、ワイヤーが裸電線に接触し6600ボルトの電気が平田さんを襲った。ワイヤーを握った手には電気が流れ続ける。とっさに作業員の一人がクレーンのレバーを蹴り上げると、クレーンは高圧線の方に動いてショートし電気が止まった。平田さんは意識がない状態。平田さんはその頃、深い砂の穴から必至に這い上がろうとして誰かの手で引き上げられる夢をみたという。平田さんは意識を取り戻したが、なぜ助かったのか。