大槌町の山林火災では、これまでに町の面積の8パーセントが焼けた一方、民家への延焼は瀬戸際で食い止めている。平野町長が奇跡だとした消火活動には、過去の教訓があった。仙台市消防局は、住宅地や建物への延焼を防ぐことを徹底したと明かす。各消防隊は住宅地を囲むように張りつき、火が迫る前に放水し続けた。昨年2月に発生した岩手県大船渡市の山林火災では、200軒以上の建物に延焼し、逃げ遅れた1人が亡くなった。山火事の場合、地上からでは消防車が入れない、ホースが届かないといったことが多い。そのため大槌町では、民家近くで待ち構えるという共通認識のもと、地上部隊は延焼防止に集中した。(朝日新聞)
