東日本大震災から15年。小学1年生の時福島県で被災した少年が今、福島第一原発の廃炉作業に携わっている。遠藤寛太さんは4年前東京電力に入社。福島第一原発では今も作業員の被爆などのリスクは残っている。それを未然に防ぐのが遠藤さんの仕事。遠藤さんは福島県広野町の出身。生まれ育った町を地震と津波が襲った時、小学1年生だった。津波は小学校近くまで押し寄せたという。その後原発事故があり、広野町に避難指示が出されると親戚の住む埼玉県に避難。当時のことについて、何が起きたのか分かっていなかったと話す。高校を卒業するまで埼玉県に住み続け、広野町より避難先で過ごした方が長くなった。それでも東京電力に就職し福島に帰還した理由は、途切れなかった地元とのつながりにあるという。廃炉作業で最大の障壁となっているのが燃料デブリの取り出し。東京電力は2051年までに廃炉の完了を目指しているが先行きは不透明。こうした中、廃炉を少しでも前に進めることで地元に貢献しようとしている。廃炉の実現に向け、挑戦は始まったばかり。
