2021年11月、広島県廿日市市のホテルで男性がムカデに噛まれ、病院に搬送された。通報者は弟で、救急車にも同乗した。病院で医師たちが検査すると、直腸の壁に穴があり、ムカデによるものとは考えにくかった。さらに、病院まで付き添った弟の姿が見当たらず、提示されていた保険証の情報をもとに連絡をとると、別人の男性がやってきた。重体だった男性はその後、死亡。警察による捜査の結果、大量のアルコール、睡眠導入剤が検出された。司法解剖で、男性はアルコール度数の高い酒を直接、腸に注入されていたことが判明する。男性が亡くなる13日前、弟の保険証で心療内科を受診した男がいた。男は不眠に悩まされていると話し、150錠の睡眠導入剤を処方されていた。通報者であり、救急車に同乗し病院まで付き添っていた男と同一人物である。
