自民党の浜田国会対策委員長と立憲民主党の安住国会対策委員長はきょう午前、国会内で会談した。この中で安住氏は政治資金規正法の改正を巡り、自民党と公明党が協議を続けていることについて「スピードが遅いのではないか」と指摘し、速やかに与党案をまとめ政治改革を議論する特別委員会で野党側と協議に入るよう求めた。これに対し浜田氏は「鋭意努力中だ」と述べ、できるだけ早く与党間で合意し特別委員会で議論したいという考えを示した。また安住氏は先の衆議院の補欠選挙で立憲民主党が勝利し衆議院政治倫理審査会の野党側の委員が増えることから、審査会でまだ弁明していない安倍派と二階派の44人に出席を求めて開催を申し立てると伝え、浜田氏は申し立てがあれば開催の議決には応じる意向を伝えた。公明党の山口代表は与党協議について「公明党が訴えてきた点に自民党が歩み寄ってくる。そういう考え方が提示されつつある。野党とも協議を進め国会の合意をつくっていく方向になっていく」と述べた。