東京・台東区の喫茶店ミモザは、2024年12月末に25年続けてきた店を閉めることになった。店は店主・川杉百々代さんと妹・本田洋子さんの浅草生まれ浅草育ちの姉妹が切り盛りしていた。店は、出版社を辞めた百々代さんが1999年にオープン。洋子さんはオープン当初から店を手伝っていたが、5年目を迎えたところでデザイナーを辞めて店に専念した。2人の姉の長女・喜代子さんは画家。個展で飾られていたミモザの花の絵をもらい、店の名前にしたという。名物はホットケーキを5枚重ねたビッグホットケーキ。お好み焼き店「新ちゃん」のおかみさんや、老舗和菓子店「徳太楼」の店主とおかみさんも店に通っている。閉店は百々代さんが長年悩んだ末の決断。数年前から店の終わり方を探していたところ、付近がビルに変わることになり夫と暮らす自宅と店を売却し新しい生活を始める決断をしたという。