能登半島地震から1年が経つ。復旧が進まないなか豪雨が追い打ちをかけ今も深刻な状況。今週末には大学入学共通テストが控えている。被災地で勉強を続ける受験生を取材。能登半島地震から1年、同じ震度7の阪神淡路大震災を乗り越えた兵庫県で先週一番の福男となった若者が「自分の福を能登の人に分けられたらいいな」とエールを送った。被災翌日に能登地方で生まれた女児の家(都内)を取材。里帰り出産を経て東京に戻ったが「能登での時間を大切に」と鉄道旅行をしたという。被害が大きかった七尾市〜穴水町を結ぶ「のと鉄道」は一時は運休したが現在は全面開通している。受験を目前に控えた中学生や高校生を取材。高校生は大学入学共通テストが今週末に控える。市内の学習塾には自宅が倒壊し仮設住宅から通う受験生もおり集中できる場所を求める声は多い。のと鉄道は先週から受験生を応援する取り組みを開始。地元の人からの手書きの応援メッセージと有志企業から寄せられたプラズマ乳酸菌飲料を駅で配布。「受験生の元気と健康のためになれば」という願いを込めている。列車内にも応援メッセージを掲示。能登で育ち能登で努力する若者からも「一日一日を大切に」というメッセージ、能登ミルク・ジェラートマエストロ・堀川宙さんは七尾市でジェラート店を始めて7年。地震の影響で営業再開が危ぶまれたが4月に再開し、初の東京進出も果たした。震災で人口流出が進むなか能登の人たちは地元で頑張る学生に大きな期待を寄せている。