大谷選手は2年連続であり3度目のMVP受賞となっているが、受賞決定を知るとデコピンが大きくジャンプしてしまう様子も見られた。今季初のHRは開幕から9試合目の41打席目のことで調子が上がってこなかったが焦る気持ちを我慢しながら自分のスイングをしようと務めてきたと振り返った。今季の序盤はチャンスでの凡退が続く苦しい出だしとなったが、大谷選手は4月22日には松井秀喜氏を超えるメジャー通算176号HRを記録した。6号HRは自己最速の打球速度・191kmというものとなっていた。6月にパイレーツのポール・スキーンズ投手と対戦し、ここでもホームランを放っている。7月にはオールスターが行われ、真美子夫人と手を繋いで登場すると、愛犬・デコピンの姿がスーツの中から現れた。オールスターでも初のホームランを放つと、7月22日には4年連続の30号HRが生まれた。8月24日には40盗塁を記録すると、その勢いのまま40号サヨナラ満塁ホームランで試合を決めている。8月29日にはデコピンが始球式を務め。見事に大役を果たしている。9月20日には大谷選手はマーリンズ戦で50糖類を記録すると、49号・50号HRを立て続けに打ち一気に50-50を達成してみせた。大谷選手は「うれしさと安堵とそれと同時に記録を作ってきた先輩方へのリスペクトとそういう気持ちで今はいます」と振り返っている。今季の大谷選手は打率.301・54HR・130打点・59盗塁という成績でのフィニッシュとなり、ワールドシリーズも制覇して有終の美を飾った。そして、MVP受賞の会見ではMVPを取りたいという気持ちではなくドジャースのいち員としてファンやチームメイトに認められたいという思いでやっていた、一番の誇りはワールドシリーズで勝てたことと振り返っている。来季の二刀流復活にも注目となる。