千葉・栄町の布鎌地域はかつて水害に悩まされていた。水害から身を守るための様々な知恵が今も残されている。ただ、高い土地に暮らす人間が堤を切り、低地へ水を流すことで自分たちの田畑だけを守ろうとしたといい、争いが耐えなかった。文献によると、低地の人たちは捕まえたカエルを煮出して茶をつくり、高い土地の人に振る舞うことで下痢を起こすよう画策していた。その後、住民たちはお金を出し合い、神社を建てた。水を操る竜を頂に据え、力をあわせて災害と戦うことを誓ったという。10月には例大祭が行われ、水害からの安全を祈願している。
住所: 千葉県印旛郡栄町西199