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「戦う少国民」 のテレビ露出情報

戦後79年目の今年「報道特集」では戦争と子供たちをテーマに考える。ひとたび戦争が始まると国家は子供たちをも武器に変える。当時、大人たちはどのようにして軍国少年少女を作り上げていったのか取材。神奈川・横浜市に住む91歳の大木秀生さん。かつて通っていた横浜市・西前小学校に来ると80年前の校長の言葉がよみがえってくる。1944年、横浜市にある西前国民学校で撮影された記録映画「戦う少国民」を紹介。飛行兵になるための訓練や手旗信号など戦争遂行のために鍛錬する子供たちの日常が描かれている。映画に出演したとき、大木さんは国民学校の5年生で11歳だった。映画の中では、教師がアメリカ軍の戦闘機の音を流し機種を当てさせる授業もあった。映画の制作を指導したのは、当時国の機関だった軍事保護院。撮影台本の中に記されていた制作意図を紹介。軍国教育は教科書の中にも。特に重視されていたのが修身(道徳)。教科書を開くとまず「教育勅語」が載せられている。さらに戦争を美化する内容がつづられている。子どもたちは教育勅語を全て暗記させられた。北海道札幌市に住む89歳の林恒子さんの記憶にも染みついている。修身(道徳)の授業では、国が教師に対して「児童は皇国の使命を邁進すべき挺身隊の一員」と指導をするよう指針を出していた。林さん当時受けた修身のテストでは、軍国主義を植え付ける質問が並んでいる。

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