ウクライナ南部のザポリージャ原発は今もロシア軍に占拠されていて、安全に必要な外部からの電力供給が途絶えるなど、原発の安全性が懸念される事態が続いている。きょうはウクライナの災害医療機関のトップなど5人が、千葉市にある放射線医学研究所を視察した。放射線医学研究所は、東京電力福島第一原子力発電所の事故の際、作業員や自衛隊員の汚染検査などを行った。一行は、体の表面や体内の放射性物質の量をはかる装置で計測を体験した。また意見交換ではウクライナ側から原発事故などに備えた医療体制の整備を進めているとしたうえで、引き続き日本側の協力を求める声が出ていた。ウクライナの災害医療機関トップ・ヴィタリークリリュークさんは「視察した新技術やアプローチを私たちの国でも適応させ実施できるようにしたい」と話した。
住所: 千葉県千葉市稲毛区穴川4-9-1
URL: http://www.nirs.go.jp/
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