旧国体国民スポーツ大会の改革の方向性を検討してきた有識者会議は、トップアスリートが参加しやすいよう、開催時期を柔軟にすることや、開催地の負担軽減策などを盛り込んだ提言案を取りまとめた。毎年、各都道府県の持ち回りで開催されている、旧国体国民スポーツ大会を巡っては、開催する自治体の負担が大きいといった課題が全国知事会などから指摘され、日本スポーツ協会が有識者会議を設置して、改革の方向性を検討してきた。きょうの会合で提言案が取りまとめられ、トップアスリートが参加しやすいよう各競技の開催時期や期間を柔軟に設定すること、施設の新設改修を必要最低限にし、自治体の負担軽減を図ることなどが盛り込まれた。