亡くなった父・成田富男さんが戦争体験を元に作った紙芝居を受け継いで、語り部として活動を始めた津江裕子さんを取材した。紙芝居を作った富男さんは、15歳で満州へ行き、戦後はシベリアに抑留され強制労働を強いられた。シベリアの山奥での零下40度の下での伐採作業などを行い、一度の冬だけで30名が栄養失調や事故で死亡したといった記録をまとめている。裕子さんは台本などを一緒に考えたときに初めて父の過去を知った。父は話を聞いた人からの感想を大切にしていた。今月16日に父から受け継いだ紙芝居を披露した。裕子さんは「“絶対に戦争ってやっちゃいけないんだよ”って言っていた父の言葉が本当に伝わるようにしていきたい」と話す。
