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「新庄伍一郎」 のテレビ露出情報

2年前、広島市内の民家で忘れ去られていた本が見つかった。発見されたのは、句集「広島」。原爆投下から10年後に出版された。被爆者たちが原爆の残酷さを詠んだ、生々しい俳句が載せられている。俳句に秘められた背景を紐解いていくと、語られてこなかった被爆者たちの凄惨な体験。そして作者のその後の人生までもが見えてきた。原爆俳句は、いまを生きる私達に何を訴えようとしているのか。夏井いつきさんは、新庄美奈子さんの句が、心に残るという。体験を真空パックしているとのこと。「汗の手を握り死体の手切らんと」という句は読み解けないという。どんな状況を詠んだ句なのか。新庄美奈子さんの新聞記事を発見した。19歳のときに被爆したという。父の名は増本政次郎さん。国立広島原爆死没者追悼平和祈念館にやってきた夏井さん。増本政次郎さんの記録がみつかった。原爆投下の翌日美奈子さんが政次郎さんをみつけたという。美奈子さんの家族は広島市内で暮らしている。美奈子さんの長男の新庄洋さんを訪ねた。新庄美奈子さんの写真を見せてもらう。自分の弟を養っていたとのこと。長男洋さんと長女の真紀子さんに恵まれた。洋さんは、被爆体験を語らなかったという。洋さんは、母・美奈子さんの俳句をはじめて読んだという。原爆と正面を向いて考えないといけないと洋さんが言った。美奈子さんはガンのため50代で亡くなった。夏井いつきさんは、熊本の行徳すみ子さんも気になっていた。家族を相次いで亡くしたという。熊本へ帰ったとのこと。熊本には大きな俳句結社がある。すみ子さんが熊本で作った俳句がたくさん見つかった。お孫さんが生まれたとわかる句があった。すみ子さんの写真が見つかった。原爆のことを俳句に詠んでいた。「遺児に泣き遺句に咽びぬ秋深む」という句があった。亡くなった子どものためにせめて俳句に詠んであげようとしていた。句集「広島」の可能性を感じているという夏井さん。

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