きょう新潟市で新潟水俣病が公式確認された日に合わせ、歴史と教訓を伝える式典が開かれる。水俣病については今月熊本県で、患者団体などと伊藤環境大臣の懇談で環境省側がマイクを切ってしまうという問題があった。土屋敏之解説委員が「これには被害者の願いや思いを踏みにじる許されない行為だなど強い抗議の声があり、伊藤大臣が水俣市を訪れて謝罪し、改めて懇談の場を7月に設ける方向で調整中。今日31日は59年前に新潟県阿賀野川流域での水俣病が公式確認された日で、新潟市で式典が行われる。こちらは大臣、副大臣に次ぐ立場の政務官が出席予定。新潟水俣病の式典、去年は環境省からは事務方しか出席せず、そもそも被害者の声を聞く機会もなかった。被害者からは未だに患者の間にも差別をするのかといった声もある」とスタジオで述べた。3月に熊本地裁、4月に新潟地裁で判決がでていて、これまで国が患者と認定していなかった人が司法により患者と認められたケースも有る。元々環境省は水俣病などの公害から国民を守るために作られた役所。環境省の原点とも言える問題で被害者の声を真摯に聞く姿勢なくしてはその存在意義が問われる。