TVでた蔵トップ>> キーワード

「新START」 のテレビ露出情報

30年前、ICJは核兵器の使用が国際人道法に違反するとしながらも国家の存亡がかかった危機では是非を結論づけられないとする判断をした。その後の世界で深まってきた核のジレンマについて考える。
ICJは国家間の法的な争いを裁くと共に国連機関の要請を受けて国際法の解釈に基づく勧告的意見を出すことができる。拘束力はないものの国際社会に大きな影響力を持つ。核兵器の使用や威嚇を巡る勧告的意見を出したのは1996年7月。初めて核兵器と国際法の関係を正面から論じた歴史的な意義が認められた一方、その後の国際社会が足並みを乱していく分岐点にもなった。核兵器のもたらす非人道的な影響が国際法に反すると認めた点は、その後核兵器禁止条約が作られていく足がかりとなった。また、核軍縮交渉を強く後押しした点も歓迎された。一方で、国家の存亡に関わる極限状況での使用について判断を避けた点は、自衛名目の核保有・核抑止論を追認する結果になった。
ICJが勧告的意見を出した後、国際社会における核の脅威は大きく姿を変えていった。当時は東西冷戦が終結し米ソ・米ロの核軍縮交渉も進んでいた。しかし、米ロはその後も核兵器の近代化を進め、中国・北朝鮮などの核開発も加速化。そして2022年、ロシアがウクライナへの侵攻に踏み切りプーチン大統領は核の威嚇を行うようになり、世界は新たな核の脅威に直面する。さらに2025年からは米イスラエルがイランを攻撃。核を持つ国が持たない国や持つ疑いをかけられた国を一方的に攻撃する現実を前に、国際法の元での秩序や安全への信頼は大きく揺らいでいる。そして、仏も核兵器の時代を宣言し核弾頭増強を表明した。
世界の核弾頭数は冷戦期の7万発余をピークに減少に転じたが2000年以降は中国などが核戦力を強化したため減少の早さが鈍り、現在は再び増加に転じる瀬戸際にあるとされている。また、核兵器の高性能化が進んでいることも伺え、一方で外交による核軍縮・核不拡散の取り組みは危機に陥っている。かつて長崎市の平和行政を担当していた永田さんは日本が米の核抑止力に頼りながら核軍縮・核廃絶を訴えることの限界を強く憂いている。核兵器を巡る世界のジレンマが深まる中、日本のジレンマもますます深まっている。

他にもこんな番組で紹介されています…

2026年6月8日放送 8:15 - 9:25 NHK総合
あさイチ(ニュース)
世界の軍事情勢を分析しているスウェーデンの研究機関が年次報告書をまとめ、一部の国の指導者などは核兵器への依存を強めていて、核軍縮の取り組みに逆行しているとして警鐘を鳴らしている。米ロの唯一の核軍縮条約「新START」がことし2月失効。

2026年4月28日放送 23:30 - 23:40 NHK総合
時論公論(時論公論)
NPT=核拡散防止条約の5年に一度の再検討会議が開幕した。国連・グテーレス事務総長は核を取り巻く世界の現状に強い危機感を示した。本題に入る前から副議長の選出をめぐりアメリカとイランの代表が非難の応酬を繰り広げ早くも今後の協議の行方が危ぶまれている。NPTは東西冷戦期に特異な経緯を経て生まれた多国間条約。当時すでに核兵器を開発していた米ソ英仏中を核兵器国と定め[…続きを読む]

2026年4月15日放送 4:15 - 5:00 NHK総合
国際報道山澤’s Focus
中東での衝突は核をもつアメリカと事実上核を保有しているイスラエルがイランの核開発施設を攻撃したことから核への脅威が高まるきっかけとなった。今月27日から191の国と地域が参加するNPT、核拡散防止条約の再検討会議が開かれる。国連の軍縮部門トップ中満泉事務次長に話しを聞いた。中満氏はNPTの枠組みの中で議論することは非常に重要なこと、危機感・問題意識が共有され[…続きを読む]

2026年2月5日放送 9:00 - 9:05 NHK総合
ニュース・気象情報(ニュース)
アメリカとロシアの間で結ばれている唯一の核軍縮条約「新START」が5日に失効。プーチン大統領は去年に条約を事実上1年間延長することを提案したが、先月トランプ大統領は失効を容認する姿勢を示したと報じられている。プーチン大統領は習近平国家主席とオンラインで首脳会談を行い、「ロシアは安全保障情勢の全体を徹底分析い慎重かつ責任ある行動を取る」と強調。

2026年2月5日放送 5:25 - 8:14 フジテレビ
めざましテレビNEWS
中国・習近平氏が米露と相次ぎ会見。新華社通信によると習近平は電話会談の中で「米中関係の中で台湾問題は最も重要な問題」と述べ、台湾への武器売却についてアメリカに慎重な対処を求めた。台湾問題の他ウクライナ・イラン情勢なども議論。米露の新STARTが5日に失効するのを前にこの問題についても協議したとみられる。トランプ大統領との電話会談に先立ちプーチン大統領ともオン[…続きを読む]

© 2009-2026 WireAction, Inc. All Rights Reserved.