藤野あおばに密着取材。藤野あおばは大学に通ってスポーツに関わることは幅広く学んでいるという。藤野あおばは日テレ・東京ヴェルディベレーザに所属しており、前のシーズンはリーグ3位タイの得点を挙げている。最大の持ち味は思い切りの良いシュートだ。そんな藤野あおばは4月に国際大会に出場するためにアメリカに渡って練習した。そこで強豪ブラジルと対戦するという。
ブラジルとの試合で藤野あおばは先発出場した。この大会、藤野あおばは無得点で終わった。また日本は勝利を挙げることはできなかった。藤野あおばは帰国後に得点できなかった理由について「シュートを打つ時の迷い」と語った。試合後、藤野あおばは持ち前の思い切りの良さを取り戻せないでいた。このことについて、コーチの坂口圭祐はプレーに余裕を持つことが大事だと見ていたという。
藤野あおばは先輩である北村菜々美に相談した。そこでシュートへの迷いについて語り、そこで北村菜々美に心構えについて話を聞いた。そこで失敗を恐れなくていいという言葉から、気持ちが楽になったという。そして、その後のリーグ戦で手応を感じるようになったという。
5月下旬。なでしこジャパンはパリ五輪前の最後の海外遠征を行った。1戦目の強化試合ではニュージランドと対戦した。試合ではライバルの清家貴子らが存在感を示し、2-0で日本が勝利した。さらに2戦目のニュージーランドとの強化試合では藤野あおばが先発し、得点を決めることができた。結果は4-1で日本が勝利した。
先月14日。藤野あおばは所属チームのクラブハウスを訪れて、なでしこジャパンの18人の発表を聞いた。そこで藤野あおばは代表に選出されたことがわかった。藤野あおばは最後に「新しい自分、強い自分に変わりたい」と思いを語った。