冬の味覚「寒ブリ」。埼玉・上尾市の「金沢まいもん寿司 まるひろ上尾SC店」では山口県産の天然の寒ブリが入荷した。今年は仕入れ含めて非常に苦労しているという。全国有数の寒ブリの産地、富山県氷見市では不漁続きで水揚げ量は平年の4割にとどまっている。安定した出荷の見込みが立たないことから、例年12月上旬ごろには出されている「ひみ寒ぶり宣言」は今季まだ出されていない。氷見漁業協同組合は「めどが立たない。今後どうなるか分からない」と話していて、このまま「ひみ寒ぶり宣言」が出されなければ、2015年度以来10年ぶりの異例の事態。一方、同じ北陸でも福井・美浜町の日向漁港では7日、今季一番の大漁となった。今季の寒ブリの漁獲量は去年と比べると振るわない日々が続いていたが、今回の大漁で例年並みに近づいた。水産研究・教育機構の倉島陽主任研究員は「ブリは14~17℃くらいの水温を好んで泳ぐ。福井県沖は去年12月は前年より水温は高めに推移していたが、年が明けて水温も平年並みに下がってきた。沖の水温が下がり、押されるように沿岸にブリが寄ってきたのではないか」と分析した。氷見の不漁については「氷見だけではなく石川県の富山湾に面する辺りも不漁。富山湾のくぼんだ構造に誘導される場所の水温が大きく影響している可能性がある」と指摘した。
住所: 福井県三方郡美浜町日向
