きょうのハテナ「道路標識の人型、帽子をかぶっているのはなぜ」。日本サインデザイン協会・竹内誠会長に聞いた「ヨーロッパの人が作ったデザイン」。1900年代のヨーロッパ、問題に直面。国境を越えると文字で書かれた標識が何を意図しているのか分からず危険。形や色、記号を使って言語が違っても分かる標識の統一デザインを作ろうとなった。1953年、フランスやドイツが中心になり標識の国際デザイン、通称国連標識が誕生。このころのヨーロッパは外に出たとき帽子をかぶるのが常識。帽子をかぶったデザインになった。日本では1963年に採用。翌年に控える東京五輪に向けて道路を整備、国連標識に変えていった。竹内会長によると標識を記号にすることで外国人や子どもにも伝わり事故減少につながった。