千葉県のデイサービス おとなの学校 船橋本町校は習字が飾られ黒板が設置されるなど学校を思わせる設備が特徴となっていて、トップは校長と呼ばれている。学校式のデイサービスの懐かしさが心と頭を元気にするのだといい、時間割形式で様々な活動を行っていく。利用者に話を伺うと役所に紹介されて興味を持ったという声も聞かれている。校歌斉唱・体操を行ったら、教科書は1か月ごとに紹介され、地理はご当地グルメについて学び、保健は誤嚥の予防法を学んでいく。おとなの学校では先生役の職員に生徒側である利用者が教える授業もあり、たらいの使用法について紹介していく様子が見られた。昔を思い出すことは回想法と呼ばれ自発性・集中力の向上につながるという。そして、給食も利用者が担当して盛り付けていくのだという。
都内のデイサービス ラスベガス 町田木曽は名前の通り雀卓やパチンコ台が並ぶ様子が見られる。ストレッチを行うと利用者に紙幣が渡され、利用者は様々な娯楽を楽しむことが出来る。日本シニアライフの担当者に話を伺うと、従来型のデイサービスでのレクリエーションが合わないという苦情を受けて雰囲気を変えたサービスを始めたと紹介。送迎車が黒で統一され職員もディーラーをイメージした服装を身に着けている。入浴設備も完備しているのが特徴で、ストレッチに参加することがベガスという紙幣を受け取る条件となっている。お金や景品への交換はできないが貯蓄することは可能となっていて、施設で遊ぶために進んで運動する形となりカラオケも点数次第でベガスをもらうことが出来る。ゲームの中に頭の計算を組み込み、指先も使うことが脳の活性化につながるのだという。