今年、日本テレビの報道番組とNNN各局は「あす大災害、だとしたら?」をテーマに防災や減災を考える。7月の熊本地震から3か月となるきょう、被災地で“後回し”も子どもの心を守るには?について伝える。三好日菜乃記者は「発災翌日から熊本で取材をしたが、保護者からは家の片付けの間、子どもには1日中狭い車で動画を見せるしかないという声も聞かれた。非日常の中で強いストレスを抱えやすくなるが、被災地ではなかなかケアが行き届かない」などと述べた。小さな子どもではストレスをためても発散できず行動にあらわれる。セーブ・ザ・チルドレン・ジャパンによると赤ちゃん返りや現実にないことを言い出すなどの反応が見られる。災害ごっこはおもちゃの家を揺らして壊すなど被災経験を模した遊びをすることがある。親の立場だと不謹慎だと注意しそうだが子どもはこのような遊びを通して気持ちを整理していく。無理に止めるのではなく全員避難できたねとプラスの方向につなげ別の遊びを提案してあげるといい。13歳以上になると強い責任感を持ち過度なプレッシャーを抱えて心が疲れてしまうケースもある。認定NPO法人カタリバ・石井丈士さんによると無理に聞き出さず話したいときに聴いて上げる姿勢が大事だという。子どもたちが安心できる居場所づくりが重要だという。熊本地震でもカタリバは日中に子どもたちを預かる「子どもの居場所」を県内11か所で開設。のべ2300人以上が利用。子どもたちからは「夏休みで友達と会えなかったので会えて安心した」という声も聞かれたという。熊本・氷川町ではDMATなどの支援をうけて母子避難所が開設された。一般の避難所では泣き声などを理由に子どもや保護者が居づらくなってしまうケースもある。母子避難所は子どもや妊産婦、その家族などが24時間過ごせるよう開設。離乳食やおむつなどを備え保育士などがケア。三好日菜乃記者は「子どもに必要なケアや支援を知ることが第一歩、普段から災害時にどのような問題が出てくるのか子どもにどのような支援があるのか知っておくことが大切。来月から防災庁が発足するが役割などを定めた基本方針には子どもなど多様な視点を取り入れた支援の充実も盛り込まれている。被災した子どもを守る取り組みを国として後押しすることも重要」などと述べた。
