新潟・長岡市にある食品の原料を作っているベンチャー企業。日本ハイドロパウテック社長・熊澤正純。加水分解とは水を加えて分解していくこと。編み出したのは機械を使い物理的に分解する技術。薬品を使わず更に従来より時間を大幅に短縮することに成功した。独自技術で加水分解すると食品の製造のスピードもアップする。すでに分解された原料を使うと発酵や熟成にかかる時間が大幅に短縮され瞬時にできる。調味料の削減にもつながる加水分解技術。今後は減塩食や介護食への活用も考えている。
日本ハイドロパウテック社長・熊澤正純は起業前、石油化学メーカーの営業担当として世界を飛び回っていた。加水分解で使っていた押出機は化学メーカーがプラスチック製造で使用している機械を改造したもの。化学と食品の2つの分野を経験した熊澤だからこそ食品の加水分解にたどりつくことができた。これまでに様々な試作を重ね、満を持して企業に持ち込んだが、新技術のアレルギーという壁が立ちふさがった。
日本ハイドロパウテック社長・熊澤正純は起業前、石油化学メーカーの営業担当として世界を飛び回っていた。加水分解で使っていた押出機は化学メーカーがプラスチック製造で使用している機械を改造したもの。化学と食品の2つの分野を経験した熊澤だからこそ食品の加水分解にたどりつくことができた。これまでに様々な試作を重ね、満を持して企業に持ち込んだが、新技術のアレルギーという壁が立ちふさがった。